レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)の主流となっている餌の一つ「レッドローチ」
レッドローチの特徴や飼育方法、繁殖方法を紹介します。
レッドローチとは

英名はトルキスタンローチ、学名は Blatta lateralisというようです。ゴキブリの一種で、近年日本でも野生化してるようで、赤みがかった見た目からるレッドローチと呼ばれているようです。
レッドローチの特徴
- デュビア、コオロギに比べると小さい。
- ツルツルの壁を登ることができない。
- 水切れや餌切れが多少続いても死んだりしませんが、共食いはします。
- レオパを齧る事はありません。
- 動きが早い。
- 体が柔らかく嗜好性が高い。
- 基本的には何でも食べます。
- 鳴かない。
- 繁殖力が高い。
大きさ/見た目


生まれてから約3ヶ月ぐらいで成虫になり、最大で30mmぐらいの大きさになります。オスはしっかり羽根が生え、メスは羽根が生えません。オスは特に「Theゴキブリ」な見た目をしています。
栄養価
体内で栄養を溜め込み、多少厳しい環境でも生きてられるので、栄養価もそれなりに高いと考えられます。
レッドローチの飼育に必要な用品
飼育ケース
虫かごや通気性のあるプラチックケースなど。レッドローチは意外と小さいので、脱走防止用に蓋のにはネットなどを被せておいた方が良いと思います。
卵パックやトイレットペーパーの芯など
隠れ家や立体移動ができるようにする為。
餌入れ
プリングルスやお茶缶、海苔缶についてるプラスチックの蓋。プラスチックなので洗えますし、おオススメです。
パネルヒーター
25~30℃ぐらいにしておく成長やが早く、繁殖力も上がると言われてますので、爬虫類用のパネルヒーターをケースの半分だけ敷き、温度勾配をつけてあげましょう。
レッドローチの飼育方法
レッドローチも餌と温度管理がちゃんとできていれば特に何もしなくても勝手に育ちます。
コオロギと違い、常に清潔にしておかなければならない、水入れが必須という事もありません。
掃除頻度
フンが溜まり過ぎるとダニやコバエの発生に繋がりますので、定期的に掃除をしましょう。
臭いがしないと言われてますが、デュビアに比べると独特な油っぽい臭いはします。気になる人はすごく気になると思います。
床材
デュビアのようにひっくり返る事も無いので、基本的には何もいりません。
レッドローチの餌
デュビアと同じで基本的には何でも食べます。比較的緑の野菜は全般的に食いつきが良い気がします。ラビットフードも食いつきが良いです。水分補給を兼ねて昆虫用のゼリーを与えるのも良いと思います。栄養バランスを考えた専用フードも販売されています。
ちなみにネギや玉ねぎ、柑橘系はほぼ食べませんし、レオパにとって良くないのであげないようにしましょう。動物性タンパク質を与えるとフンが臭くなります。
レッドローチの繁殖について
餌をしっかり与えて、温度を維持していれば勝手に繁殖します。レッドローチがは卵鞘を産み落とします。約1ヶ月ぐらいで1つの卵から10~15匹ぐらい孵化します。生涯で20~25回程卵鞘を産み落とします。成虫になったらちょうどレオパの餌のサイズとしては良い感じのサイズになります。ですが、繁殖力と成長速度が早いのであっという間に数が増えます。レオパを1匹しか飼育していない場合餌の消費量が全く追いつきません。
最初の導入数を少なくしていても成虫になればすぐに繁殖し増えるので、あまり数を増やしたくない方はオスとメスを別の飼育ケースで飼うなどの管理をする事をオススメします。
レッドローチの与え方
昆虫はカルシウム含量が少ないので、カルシウムパウダーを毎回ダスティング(ふりかける)して、与える。餌を与える頻度によって変わってきますが、月に1~2回ぐらいはビタミンD3入りのカルシウムパウダーを補助的にダスティングするのが良いと言われています。これはどの餌虫でも共通ですね。
レッドローチを与える際の注意点
動きが早いのでなかなかピンセットで掴むのが難しく、勢いよく掴んでレッドローチが弱るという事がたまにあります。なので、レッドローチに餌を与え、餌を食べているレッドローチをピンセットで掴むという方法だと簡単にピンセットで掴む事が可能になります。
床材に潜ることはありませんが、ケージの隅やケージの隅に隠れるのでレオパが気づかない事があります。置き餌なら返りのある餌皿に入れてください。
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エサをたっぷりと与えた直後に急速冷凍をしているので、栄養価抜群。
飼育方法や餌切れや水切れに強い点はでデュビア と同じだと考えて良いと思います。ただ、デュビアに比べ動きも早く見た目も「Theゴキブリ」です。餌のサイズとしては食べやすいと思いますし、消化にも良いと思います。そして、すぐ成虫になりますし、すぐ繁殖します。そして、めちゃくちゃすぐ増えます。複数匹飼育してる方にとってはありがたいですが、そうじゃ無い場合は増えすぎて大変なことになります。ある程度増えたら成虫は別のケースに移すなど管理をしっかりする事をオススメします。レッドローチのオスは羽根が生えており、飛ばないとされていますが、うちで一度脱走したレッドローチは壁から壁へと飛んでいました。。
結論としては見た目やにおいが気にならない方にとっては大変優秀な餌だと思います。
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