レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)は何故穴を掘るのか。

レオパードゲッコー

レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ )を飼育していると突然穴を掘るような行動を起こしたり、穴を既に掘っていたり、床材が荒らされている事はありませんか?そういった急な行動に不安を持ったこともあると思いますが、その行動には明確な理由が何かあるのでしょうか?気になったので、色々と調べてみました。

レオパの生息地域や生息場所にについて

野生下のレオパは砂漠気候にある岩石砂漠や草原などに生息し、インド北西部やパキスタン南部の乾燥地域にも生息しています。そして、日中は岩の隙間や割れ目、倒木、他の生物が掘った巣穴など湿度が高いと考えられる場所に潜んでいます。

考えられる原因

1.湿度が足りていない?

湿度が高い場所に隠れるという習性があるので、ケージ内の湿度が足りていないのかもしれません。
湿度は40~60%が良いとされています。ウェットシェルターを設置すれば湿度の問題は基本的には解決できますが、冬場はケージ内の壁に霧吹きをかけてあげたり、水苔を湿らせてタッパーに入れておき湿度を保つなど保湿をする為の工夫をしてあげる事が大切です。

2.温度が高すぎる?

ケージ内の温度が高すぎる為、穴を掘りをして涼しい場所を探しているのかもしれません。
ケージ内の温度は25~30℃にし、尚且つ温度勾配をつけてあげる事が大切です。

3.ストレスによるもの?

レオパの穴を掘る行動について調べているとストレスが溜まりそれを解消しているのではないかという意見もあります。本能的に天敵から身を守る為や安心して休める場所を見つけ、そこに身を潜める事がレオパにとってストレスが無い行動だと考えれば、ストレスが溜まってやっているというより、ストレスを溜めないようにやっているんじゃないかと考えられます。

上記の記事で紹介している床材以外の商品を紹介いたします。

湿度を保ちやすく、穴も掘りやすい床材

・カミハタ デザートブレンド クラシック

商品詳細
  • 砂漠などの乾燥地に居住する爬虫類に最適。
  • くるみの殻から作られているので、万一エサと一緒に食べてしまっても安心です。
  • フンなど簡単に取り除くことができるので、清潔に保つことができます。
  • 製品の粒サイズは約1mm。

・ビーブラスト 究極の爬虫類マット 細目

商品詳細
  • 納豆菌の一種のBX菌が匂いの増加を抑え、さらにヤシガラの脱臭効果もプラス。
  • 湿度をコントロール!特に湿度管理の必要な爬虫類に優れています。
  • C/N比(炭素率)が高い素材なので非常に腐りにくい性質を持っています。
  • 00%天然素材を使用してますので、万が一生き物が食べても安心
商品詳細の内容はメーカーを参照しております。
ベビー、ヤング、アダルト生体によって床材の誤飲の心配もありますので、
生体の事を考え、床材は選びましょう。
個人的には

現在、キッチンペーパーを床材にして飼育していますが、キッチンペーパーの端っこやシェルター内を掘り起こしてる姿をたまに見かける事がありますので、土系や砂系の床材だから穴を掘るわけではないと思います。

結論

野生下のレオパが岩の隙間や湿度の高い場所を掘り、その穴を安全な場所と感じるという本能がある為、飼育下のレオパもその本能に従い、穴を掘り湿度の高い場所や隠れ家を探しているんじゃないかと考えられます。シェルターに頭から入り、シェルター内の床材を一生懸命掘り起こし、穴を掘っているような行動をしていることがありますが、掘り終わった箇所を確認するとレオパのサイズにフィットするぐらいの形に掘られている事があります。それもやっぱり本能からきているのではないかと考えられます。

まとめ

穴掘りをよくする個体、あまりしない個体、レオパの性格や個性にも個体差がありますが、
レオパ自身が安心して落ち着ける場所を探すという生きる為の本能に従い、行動に移している事だと考えられますので、そういった行動を頻繁にする際は飼育環境を今一度見直し、より安心して生活してもらえるように工夫してあげましょう。

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