レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)飼育においての必須アイテム。
各メーカーのパネルヒーターの違いは?気になる電気代は?
そんなパネルヒーターについての疑問を解決します。
レオパは変温動物です。
その為、自分で体温調節を行うことができません。
飼育をするにあたりケージ内の寒い所で25℃、暖かい所で30℃前後の温度を保つ事が大切だと言われていますが、冬場の飼育においては温度調整をしてあげないといけません。
パネルヒーターとは
- ケージの下に敷いて底の温度を暖めてくれるパネル型のヒーター。
- パネル部分だけを暖めるので、部分的な保温が可能です。
パネルヒーターを使う理由
- 餌を食べた後消化をよくする為にお腹を温める習性がある為。
- ケージ内での温度勾配をつける必要がある為。
パネルヒーターの選び方
- ケージの底面よりも小さいタイプを選ぶ。(底面1/3程度に敷くのがベスト)
理由としては飼育ゲージ全体を温めてしまうとレオパが熱いと感じた時、
逃げ場がなくなってしまう為。
パネルヒーターの注意点
- ケージの内側には設置しない。
- ウェットシェルターの下にパネルヒーターは置かない。
パネルヒーターの熱でウェットシェルターが温まり、蒸し風呂のような状態になってしまう事で低温火傷をする可能性があります。
人気のパネルヒーター3選
1.みどり商会 ピタリ適温プラス シリーズ(1号〜4号)
高感度センサーが外気温をすばやく感知し自動的に表面温度が変化し、
ケージ内をナチュラルな温熱環境にします。真冬温度の出力不足や、
春秋の暖かい日の温度の上がり過ぎをカバーします。コンセントを差すだけで使用が可能。
- 表面温度42℃±5℃
- 温度完全自動制御
- 遠赤外線温熱マット
- 多重安全装置付
- 自己消火性機能
2.GEX レプタイルヒート シリーズ(XS〜L)




耐久性に優れ熱効率を高める安心安全の6層構造。
均熱アルミの採用でヒーター全面が均一に暖まるので効率よくケージ内を暖められます。
特許取得のPTC塗料を含浸焼成した特殊ファイバーと均熱アルミの採用で、耐久性と暖房効率の向上を実現。住宅の床暖房として使用されている特殊ファイバー製のPTCを採用した自己温度制御式パネルヒーター。コンセントを差すだけで使用が可能。
- 表面温度45℃±5℃
- キズに強く高耐久。
- トラッキング防止プラグ使用。
- コードの向きが気にならないリバーシブルタイプ。
3.ビバリア マルチパネルヒーター シリーズ(8W〜45W)

約25℃~45℃の範囲で自在に設定が可能(可変式)で、サーモスタットを必要としない自己温度制御タイプのPTCパネルヒーター。
- 温度設定が可変式。
- 一目で保温動作が確認できるランプ付き。
- サーモスタットを使用しない自己温度制御の安全保温。
- 安全ヒューズ内蔵の安心設計。
パネルヒーターは、ケージの底面に密着させないと最大限の効果が発揮されません。
ケージの底面と床に大きな隙間がある場合は何か高さが出せるようなものを挟んでみましょう。
但し、溶けてしまったり、火事になる可能性がありますので、熱に弱い素材は選ばないでください。
断熱材やアルミシートを下に挟み、少し高さを出しています。
パネルヒーターは年中つけておかないとダメ!?
結論からいうと「飼育者による」ところですが、夏はケージ内の温度も上がる為、パネルヒーターを切っても基本的には問題ありません。ただ、住んでいる地域やレオパの体調、飼育環境を確認して決めるのがベストです。また、年中エアコンで温度管理されている方はパネルヒーターも年中つけっぱなしという方もいらっしゃるようです。
パネルヒーターの電気代はどれくらいかかる!?
特に冬場は毎日つけっぱなしのパネルヒーター。品質や販売価格も気になる所だとは思いますが、
一番気になる所は電気代ではないでしょうか?紹介した商品の比較をしてみました。
商品名 | 消費電力 | 1日の電気代 | 1ヶの電気代 | サイズ |
---|---|---|---|---|
ピタリ適温プラス 1号 | 7W | 約4.2円 | 126円 | 約18×15cm |
2号 | 10W | 約6.0円 | 180円 | 約22×25cm |
3号 | 21W | 約12.6円 | 378円 | 約43×25cm |
4号 | 25W | 約15円 | 450円 | 約55×22cm |
レプタイルヒート XS | 6W | 約8.6円 | 258円 | 約14.5×16.0cm |
S | 16W | 約9.6円 | 288円 | 約22.5×23.0cm |
M | 20W | 約12円 | 360円 | 約30.5×23.0cm |
L | 38W | 約22.8円 | 684円 | 約30.5×36.5cm |
マルチパネルヒーター | 8W | 約4.8円 | 144円 | 約16.0×16.0cm |
14W | 約8.4円 | 252円 | 約15.5×24.0cm | |
16W | 約9.6円 | 288円 | 約24.0×24.0cm | |
32W | 約19.2円 | 576円 | 約24.0×48.0cm | |
45W | 約27円 | 810円 | 約24.0×65.0cm |
爬虫類用のパネルヒーターはまだまだたくさんありますが、今回はレオパの飼育初心者でも使いやすい人気パネルヒーター3選を紹介しました。
レオパの飼育においてはケージのサイズも大きな物は必要ないので、各メーカーの一番小さいサイズのパネルヒーターでも問題はないと思います。ただ、冬場はパネルヒーターだけでは温度管理が難しいので、エアコンで部屋の温度管理をしたり、その他の保温器具を使用したり、断熱材を使用して温室を作ったり、飼育環境を整えてあげましょう。
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