レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)を飼育していると、

「どのタイミングで掃除したらいいんだろう?」

「どうやって掃除したらいいんだろう?」
と思う事はありませんか?
今回はそんな疑問をお持ちの方に向けて、掃除方法や頻度についてご紹介します。
飼育ケージ編
飼育ケージにはガラス、プラスチック、木材等の材質を使用した色々なタイプがあります。
湿度を保つ為に霧吹きをかけたりする事で水垢がついたり、床材や糞で床が汚れたりします。
そして、湿度や温度の関係で雑菌が繁殖しやすい事も考えられます。
一般的には1ヶ月~3ヶ月に1回、しっかりと丸洗いをするという方が多いような気がします。
中には1年に1回という方もいるようです。
ケージの掃除をしている最中に、脱走してしまう可能性もあるので、始めにレオパは別の容器に入れてあげましょう。部屋の温度を上げる、容器をあらかじめ暖めるなどの対策をしておくことがオススメです。
1.ケージを洗う際の注意点
- 食器用洗剤は絶対使わない。
- 生体に影響のない市販のクリーナーを使う。
- 除菌スプレーの成分はしっかり確認をする。
基本的には水洗いが何の問題もなく良いと思いますが、頑固な汚れをどうにかしたいと思う方にはレオパに影響のないクリーナーをご紹介します。
・GEX エキゾテラ ガラスケージクリーナー

- ガラスケージに白っぽく残る汚れ(カルシウムや石灰などのミネラルの付着)を取り除くためのクリーナー。
- 生体に影響のあるアンモニアやアルコール、石油原料、香料等は使用していません。
- 汚れにしっかり密着するジェルタイプです。
・GEX テラリウムシートクリーナー

- 爬虫類・両生類飼育用品専用のお掃除ウェットシート。
- pH安定剤不使用なので、肌への刺激が少ないため生体に触れても安心。
- 柿の実から抽出した天然由来消臭成分に、抗菌効果のある銀イオンをプラス。
2.ケージの除菌
しっかりと掃除をした後は除菌も忘れずに行いましょう。
こちらも生体に影響の少ない除菌スプレー等を選んでください。
・ジクラアギト 万能除菌・消臭剤

- 天然植物エキスのみで作られた、爬虫類・小動物のための環境衛生消臭清浄スプレーです。
- ニームオイル・トールオイル配合。染み込んだ糞尿臭などを浄化させ床材やケージ内に漂う悪臭を強力に消臭。
- 植物成分100%なので、安心・安全
・ポゴナ クラブ レオパミスト

- 爬虫類用のケージや水入れ、エサ入れの除菌、消臭剤です。
- こまめなスプレーで清潔に保てます。
- 植物成分100%なので、安心・安全。
・チャーム 弱酸性消臭除菌水 ぺっとくりん 両生類爬虫類用

- 次亜塩素酸ナトリウムをpH調整剤と水で調合した消臭・除菌スプレーです。
- 化学的に臭い分子を破壊することで消臭効果を発揮します。
- 有効塩素濃度200ppm、pH6.5前後の弱酸性で人にも生体にも安全。
「チャーム 弱酸性消臭除菌水 ぺっとくりん 両生類爬虫類用」を使用しておりますが、糞の嫌なニオイが一瞬で消えます。結構これにはビックリしました。
床材編
レオパの床材には土系・砂系・植物系、ペットシーツやキッチンペーパー等様々な種類がありますが、掃除や交換方法もどの床材を使うかで変わってきます。
- 糞をした部分だけを取り除く。
- 1ヶ月に1回、全ての床材を入れ替える。
- 排泄物のニオイが気になり出したら交換をする。
- 糞をしたらその都度交換をする。
- 1週間に1回交換をする。
- 汚れが目立ち、排泄物のニオイが気になり出したら交換をする。
床材の掃除をするきっかけは「排泄物」にあると思われますので、
消臭効果の期待ができる床材をご紹介します。
・GEX エキゾテラ デザートソイル

- 100%天然の土を固めたソイルなので、生体にとって安心・安全。
- ソイルの多孔質構造にフン等のニオイが吸着され、ケージ内のニオイを抑え、排泄物がまとまりやすく毎日のお掃除が簡単。
・ビバリア ウォールナッツサンド

- 天然クルミ殻の有機砂で通気性と消臭能力を発揮します。
・寿工芸 ヒュドラ 消臭ゼオサンド

- 生体の表皮にやさしいゼオライトサンドです。
- 天然成分のゼオライトが、フンや餌の食べ残しから出る有害なアンモニア成分を強力に吸着します。
ちなみにですが、ペットシーツやキッチンペーパーは市販の物で大丈夫です。
シェルター編
レオパ飼育者の多くがウェットシェルターを使用していると思いますが、素焼きの場合だと白カビが発生してきます。常に上部に水を入れている状態の為、なかなか避けることのできない問題じゃないでしょうか。白カビを抑制し、なるべく増やさない対策を何点かご紹介いたします。
1.ウェットシェルターを洗う
水もしくはお湯に浸し、ブラシやスポンジを使って細かいところまできっちりと洗う。
どれくらい生体に害があるかが分からないため、洗剤は使わないでください。
2.定期的に天日干しをする
カビは乾燥に非常に弱いため、太陽光で乾燥をさせ発生や繁殖を抑える。
3.熱湯消毒
カビは熱にも弱いので、タライやいらなくなった鍋などの中にウェットシェルターを入れて、
水を入れて沸騰をさせる、もしくは熱湯を注ぎこむ。
しばらく熱湯に漬け込んで、お湯が冷めたら取り出しウェットシェルターを冷ましましょう。
シェルターを2つ所有し、ローテーションで使用しています。
掃除をする回数を増やす事で白カビ発生を抑制しています。
それでも白カビは発生するので、定期的に買い換える事も視野に入れておきましょう。
清潔な環境を作るのも大切ですが、掃除の回数が多くなりそれが原因で生体にストレスを与えてしまう事はなるべく避けたいので、日頃から小まめに掃除や除菌をする事が大切ですね。
また床材は誤飲に気をつけながら消臭効果もあるものを選ぶのが良いでしょう。人工芝等の簡単に丸洗いができるものにするという方法もあります。
日々小まめに掃除をする事もケージを丸洗いする事も大変な作業ですが、
大切なレオパの為にもできるだけ清潔で気持ちよく過ごしてもらいたいですよね。
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